顔のエラハリがお悩みのN様60代女性
所見
咬筋エリアに強く広範囲でこわばりがみられ、柔軟性がなく組織全体が硬化してしまっている様子。
さらにメガネをかけ続けていたため、耳の横メガネフレーム部分が陥没した状態が定着してしまいフェイスラインがいびつに凹みができてしまっている。当然周辺組織の新陳代謝機能は低下していてその部分には強いシミも出現しいている。
施術
とにかく全体的に緩める(顔面、上半身)組織の柔軟性を回復し、フレーム痕の凸凹はだいぶ改善した。
しかし緩んだ咬筋も日常生活における癖が改善されないため、翌月ご来店された際には9割型硬さが戻っている状態が継続。ちょっとずつは緩みやすくなっているという印象。
お客様へのアドバイス
ある日お話しのきっかけでストレッチポールをお持ちだけど全然使ってらっしゃらないということでした。
背中、肩甲骨を日々リセットするだけでもこの方の硬さは変わってくると思い、ちょっとの時間乗って呼吸するだけでいいから、毎日使ってみましょう。とお伝えしました。
その方はそこから非常に真面目に毎日ストレッチポールに乗るということを実践してくださったんですね。
翌月施術時にびっくり!
背中肩甲骨周りはもちろん、こわばりがとくに強かった咬筋エリアがびっくりするほど緩んでらしたんです!繋がりがあるのは承知しておりましたが、まさかここまで緩んでくれるとは、、驚きでした!
その状態から施術をするのでもちろん仕上がりはいつも以上!フェイスラインはいつもより2回り以上スッキリ小顔になりました。
エラハリでお悩みの方へ
ご自身の気づかない癖が知らないうちご自身をに硬めてしまっています。
染み付いてから改善するのは割と時間がかかってしまいますので、定着する前の対策が重要です。
まずは気づくこと。「あ、食いしばってるな。」と思ったら上顎に舌をそっとあてて食いしばりの力を抜きましょう。
マウスピースの力を借りるのもおすすめです。
肩を下げる首を長く肩甲骨を下げる胸をひらくなど姿勢も気をつけましょう。
こわばりを癖づけないためには日々のリセットがとっても大切です。
ストレッチポールは手軽にできて効果的なアイテムだと思います!
セラピストを目指す方へアドバイス
このように咬筋エリアに強いこわばりがある方は全身がとにかく硬まってらっしゃいます。常に身体の緊張感が抜けずリラックスしているつもりでもリラックスできていない交感神経亢進型の自律神経失調症になりやすいです。この方も例外でなく寝つきが悪い、少々パニック気味、のぼせなどの症状をお持ちでしたがこちらは施術を定期的に受けることでだいぶ緩和されたようです。
強くこわばっている部分を無理にほぐすと皮膚にダメージを与える可能性があります。強く癒着した部分にはすこし隙間を作るイメージで、深いゆっくりとした揺れを与え最終的に緩むような施術を目指しましょう。