マスク生活が続き顔が一気に老けた、肌が荒れたというお声は本当によく聞きます。
実際にサロンの現場でも「マスク外す前になんとかしたい」というご要望を多くいただきます。
このマスクによる顔の衰えや肌のトラブル、原因は大きく分けて3つあります。
表情筋の衰退
マスクの中では表情が無防備になります。マスクをした状態では顔の下半身を他人に見られるという意識が低くなります。そして表情をしっかり使って人と会話したりコミニュケーションをとる機会が減り圧倒的に表情筋が衰退してしまいます。
表情筋トレーニングをしたりマスクの中でも他人から見られているという意識をもち、無感情・無表情をやめ日常の生活をなるべく”いいお顔”で過ごすということを推奨しています。
耳裏の圧迫
キツくないゴム紐であっても常に耳の裏に引っかかっているゴム紐は耳裏を圧迫してしまいます。耳の付近にはリンパ節が多く存在し耳裏の圧迫が常態化することでリンパの滞りに繋がります。また、このゴム紐によって食いしばりも増長され、こわばった筋肉は表情筋の衰退とのダブルパンチでほうれい線の原因にもなっていきます。
耳のほぐし
耳を痛くない程度にほぐしマスクで折り畳まれる逆方向へ解放してあげましょう。
食いしばりリセット
食いしばりやすい方はまず普段自分が無意識で食いしばっていることに気づく癖をつけましょう。そして気付いたらその都度唇を解放したりしたを上顎にチョンとつけたりリセットすることを心がけてください。マウスピースなどで対策するのもおすすめです。
リンパ流し
顎の下や耳周りをしっかり触り刺激します。そして胸鎖乳突筋から鎖骨へ向かって優しく撫でるなどリンパケアを行いましょう。
摩擦・乾燥
特に不織布マスクのかたくごわごわしたテクスチャーのものが無作為に触れ続けると摩擦になります。摩擦により角質層に乱れが生じ肌トラブルや乾燥を引き起こしやすくなります。またマスクにより湿度が保たれることでインナードライ(肌内部の乾燥)の状態に陥りやすくなります。
肌の乾きに気づかない時は喉の渇きにも気付きづらいものです。適宜水分補給し、肌も保湿よりも補湿を心がけましょう。
補湿とは乾きを感じたら化粧水などで肌に潤いを与える方法です。クリームなどで覆いすぎてもマスクで覆うのと同様に肌の内側の乾きに気付きづらくなります。